意志が強く真面目。自分でこうと決めたら最後までやり遂げようとする。小さいころに聞いた「神は自ら助くる者を助く」という言葉に強く影響されたため。自分から解決しよう、自分から救われようと努力しなければ、助かる者も助からない、というのが信条。

　それゆえ、行動の人である。嘆くよりも、不平の言葉をもらすよりも、そのエネルギーを行動に費やすべきだと考えている。そのせいで日常では少し言葉が足りない場面もあり、クールに見られたりもするが、その実、中身はホットである。

　行動を大切にする反面、他人に言葉で説くことも重視。とりわけ、神の愛を説くときは、相手に解るように語ることを心がける（よくある神秘主義者のように「言葉では説明できません。あなたも心で感じてください」と言ってしまわない）。

　信仰心は強い。そもそもは自分の心にある空虚を神への信仰で埋めようとしたのが発端だが、「向いていた」らしい。特に「慈愛」の神を信ずることに長けている。神に対して、自分にはもはや手に入れられない「母の愛」を求めていたからかもしれない。

　最後に、パシエンス修道院の院長や他の住人たちと較べると、より「現実主義的」である。精神的な救済だけが重要なのではなく、肉体的現実的な救済も立派に「救済」であると認める立場をとる。だから現実的貧困を救うために、積極的に自らの能力を切り売りして金を稼ぐことも恥と思わない。

　ただ、やはり一番重要なのは「愛」である…。

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■　将来の夢　■
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◇『夢見石』の時点での夢・目標
　パシエンス修道院の借金を返済し、皆が立ち退かずに済むようにすること。

◇人生における夢
　彼女が望んでも得られないもの---それは「両親と過ごすこと」である。
　したがって、彼女が心から欲しいと願うものは、「家族」である。
　幸せな結婚をして夫を愛し子を慈しむ、よき「家庭」を作ることがサラの一番の夢である。

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■　イメージ画像　■
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