名前
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齢
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人物説明
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★僧侶たち、あるいはその縁者★ |
聖パシエンス
Sanctus Pacientus
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没
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パシエンス修道院の開祖と言われる聖人。200年以上前の人物とされるが、数編の伝記が残されている他は一切不明。伝記からも年代は特定できず、そもそも実在したのかも怪しい。なお、聖遺骨が修道院の地下墓室に納められているらしいが、暴かれるのを嫌ってか、墓室の存在を知っているのは院長のみ(遺骨がどこかにあるらしいことはみんな知っている)。 |
アンブローズ
Ambrose
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没
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クレマンの前の修道院院長。クレマンを正道に引き戻したと言われ、また、サラにとっては父親と慕う相手だが、世俗には疎く、借金騒ぎの原因を作った(騒ぎの起きた当時にはすでにお亡くなりになっていたが)。 |
クレマン
Clemens
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55
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パシエンス修道院の現在の精神的屋台骨。サラに対しては「同僚」として振る舞い、ラクリマに対しては「父」の愛をもって振る舞う。基本的に「寛容の人」で他人と争わず、どんな相手でも赦してしまうため、若者たちからはやや物足りなく感じられることも。
しかし、若いころの彼は「寛容」どころか粗暴で知られ、怒鳴り声の大きさから「いかづちのクレマン Clemens d'Eclair (クレマン・デクレール)」などと呼ばれていた。もともと富裕な聖職者の家に生まれた彼は(生まれ79%)、異教の集会に出てみたり怪しげなクスリをやってみたり、とにかく悪さの限りを尽くしていた。どこで改心したのか、ある時期を境にご乱行がぱったりと止んで、気が付いたら立派な人格者で修道院院長になっていた。彼の回心にはパシエンスの前院長が関係あるらしいがすでに故人であり、クレマン本人も決して語らないため詳細は不明。
本当はサラたちが思うよりもずっと経験豊富でエネルギッシュな人物である。 |
サラ
Sarah
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25
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孤児。母イノアはお産のあとに死亡、父親は不明。以来、パシエンスで育つ。18の時に冒険者(僧侶)となり、フィルシムを中心に活動していた。20の時に『夢見石』の事件に遭遇し、ラグナー、ルギア、リッキィらと出会う。その後ラグナーと再会し23のときに彼と結婚、現在は身重でパシエンス在住。ラクリマを始めとした孤児たちの姉代わり。 |
ラグナー
Ragner
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27 |
フィルシム出身の戦士。5年前に『夢見石』の事件でサラと知り合い、その後再会して何度か一緒に冒険をする。2年前にプロポーズし結婚。以後、中短期の冒険をこなしたり、ウェポンマスタリー道場の師範を務めるなどして、パシエンス修道院をつかず離れず活動していた。現在は身重の妻を案じて修道院から離れないでいる。 |
ラクリマ
Lacrima
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17
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孤児。12年前に魔術師トーラファンの手許に預けられるが情動がなく、依頼を受けたクレマンが往診に通う。半年後に初めて泣き、その後教育的効果を考慮してパシエンスに引き取られた。17歳になるかならないかで自然に神の奇跡を使えるようになった変なやつ。そのため正式な冒険者登録をしていない(神学校に通っていないため僧侶資格の申請がややこしい)。よく泣くので「ラクリマ(涙ちゃん)」と呼ばれ、それがそのまま名前になった。今も涙腺しか存在しないと思われるくらいよく泣く。 |
アンブローシア
Ambrosia
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0
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サラとラグナーの娘。SL暦460年6月13日、きわめて多くの人々に見守られ、誕生。 |
名前
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齢
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人物説明
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★捨てられ、拾われ、保護された者たち(一部)★ |
ルベン
Reuben
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24
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孤児。現在、大工見習いで、そろそろ暖簾分けの時期。体が空くとよく修道院へ来る。彼が端材で彫り出す彫刻はすばらしい。年上の女性に弱く、サラに懸想していたがラグナーにかっさらわれた。現在は親方の奥さんに憧れているという噂。 |
シメオン
Simeon
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21
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孤児。レビとディナの兄。16年前に3人まとめて親に捨てられた。その時の記憶も手伝って気性が暗く激しい。だが弱いものいじめはしない主義で、ラクリマも彼にいじめられたことはない。冒険者(戦士)となって出ていってからほとんど顔を見せず、生きているかどうかもわからない。(※サラの章に記載がある「シメオン=ベタニア」とは縁もゆかりもない赤の他人) |
レビ
Levi
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19
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孤児。子供のころからいじめっ子だったキング・オブ・いじめっ子。ラクリマ以外も分け隔てなくいじめており、彼が暴力的喧嘩を始めるとルベンかシメオンかサラ(つまり名実共に目上の人間)が出てくるまで収まらなかった。シメオンに輪をかけて気性が激しい。妹ディナを強姦した青年とその家族らを惨殺し、指名手配に(院長には多大な迷惑と心労とをかけた不孝者)。現在消息不明。 |
ディナ
Dinah
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18
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孤児。シメオンとレビの妹でエキゾチックな美人。もとから「薄倖の美女」といった風情だったが、強姦後は名実共にそのままに。実は強姦されたあと、件の青年(裕福な商家の跡取り)から婚姻の申し出があったのだが、レビがだまし討ちにして家人皆殺しにしたためもっと不幸になってしまった。腕のいいお針子で、そこそこ売れっ子のデザイナーの店に所属している。2年前の事件以来、店に通うのはやめて持ち込みの仕事をこなす。パシエンス修道院在住。 |
ユダ
Judah
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19
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孤児。賢さを認められて図書館の司書見習い中。パシエンスには半年に一回帰る程度になっている。サラと特に話が合う。 |
ナフタリ
Naphtali
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19
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孤児。詩人。院の居候。基本的には「役立たず」だが、たまに新作コラール(賛美歌)の作詞などもする。ラクリマと気が合う(たぶん直観的人間同士だから)。 |
マドレーン
Magdalene
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12
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孤児。母親は花街の花形娼婦だったが、最期は梅毒で惨めに死んだ。逃げ出してきたところをサラに保護され、以来、パシエンスに居着く(ちなみにパシエンス修道院は「駆け込み寺」としての特権を持っているため、マドレーンに逃げられた置屋は落籍代も取れず丸損)。ラクリマを敵視しており、よくつっかかってくる(なぜだか全然わからないがもしかするとサラの取り合いのつもりかも)。幼いながら頭のいい気の強い娘で、将来の夢は魔術師。 |
アシェル
Asher
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8
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孤児。食べることが好き。将来の夢は、宮廷のコックさん。 |
★その他の子供たち、男たち★ |
ゼブロン
Zebulon
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23
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左官屋の息子。子供のころは母親についてよく修道院に来ていた。現在も親元で修行しながら、ときどき修道院に漆喰を無料で融通してくれる。 |
イッサカル
Issachar
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17
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馬商人の息子。馬の扱いは一級。家業を継ぐ予定。親父さんがクレマン院長と仲良し。 |
ヨハネ
Johannes
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20
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貴族クラッスス家の嫡男で、ヨセフとベニヤミンの異母兄。ミドルネームに母のイニシャル、Aを持つ気だてのいいお兄さん。先年、一念発起して神官となるべく修行を始めた(もちろん実家の金で)。ゆくゆくはヨセフに嫡男の権利をゆずり、パシエンス修道院に寄宿するつもりでいる。 |
ヨセフ
Joseph
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14
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ヨハネの異母弟。出来よく見栄え良く周囲からは「天使」と呼ばれている。父親から一番かわいがられ、そのせいでベニヤミンには嫌われている。夢占いの才能がある。 |
ベニヤミン
Benjamin
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12
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ヨセフの同母弟。はしっこいやんちゃ坊主。年下のくせによくラクリマをいじめている。マドレーンには口で勝てないので、手を出さない。 |
ダン Dan
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9
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ビルハの息子。アシェル、ガドと仲良し。 |
ガド Gad
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6
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ジルパの息子。アシェル、ダンと仲良し。 |
ラザロ
Lazarus
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?
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パシエンス修道院に間借りしていた大道画家。常に路傍の石か壁に描くので作品が残らない。「世に流転せざるものはなし」という信念と、「だから事物には執着するな」という立場ゆえらしい。クレマン院長の旧友。448年に旅に出たきり戻らない。 |
★女たち★ |
レア
Leah
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39
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シメオンたちを捨てた張本人。フィルシムのどこかで裕福に幸せに暮らしているらしいが詳細不明。 |
アンナ
Anna
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没
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ヨハネの母親。不妊の女と思われておりたいそう悩んでいた。縁あってパシエンス修道院に通ったところ、ヨハネを授かり、以後パシエンスに傾倒する。8年前に亡くなった。享年47歳。 |
ラケル
Rachel
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36
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ヨセフとベニヤミンの母。つまりクラッスス家の後妻だが、アンナ生存時から愛人として当主と関係していた。アンナの遺志を継ぐかたちで、子供と一緒によくパシエンスに奉仕に来る。 |
リベカ
Rebecca
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?
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半年ほど前(459年8月)からパシエンス修道院で起居するようになった女性。深い悩みを抱えているのか、熱心にミサに参加する。20代後半〜30代前半の大人しめの美人。サラよりも年上の感じがする。 |
ジルパ
Zilpah
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?
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おしゃべりな近所のおばさん。土日以外、通いで来てくれる。おしゃべりには閉口するが、料理の腕はいい。 |
ビルハ
Bilhah
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?
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無口な近所のおばさん。日曜以外、通いで来てくれる。無口な割に子供の扱いがうまい。 |
マルタ Martha
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53 |
サラの母親代わりになった女性。ドメスティック・バイオレンスゆえにパシエンスに転がり込んだらしい。やさしくて堪え忍ぶ消極的女性の典型で、サラに逆の意味で強い影響を与えた。長いこと修道院にいたが、451年ごろにいきなり家族を名乗る男性(シメオン=ベタニア、夫ではない)が現れ、クダヒ方面へ連れ帰ってしまった。以来、音信不通。 |